平成26年度第2回 エコレシピコンテスト

第2回 エコレシピコンテスト

ちよだランチエコキャンペーン第2回 のエコレシピコンテストでは、書類選考ののち 計8レシピが最終審査に出場しました。ここではその最終審査の模様と受賞レシピをご紹介します。

ちよだランチエコキャンペーン エコレシピコンテスト 最終審査

最終審査 ◆日時: 平成26年10月12日(日)10時~14時
◆会場: 東京家政学院大学 千代田三番町キャンパス1号館 調理室(東京都千代田区三番町22)
◆審査員: 東京家政学院大学現代生活学部 教授 林 一也 / CES推進協議会 会長 大森 正之
/ 楠公・北の丸レストハウス 料理長 安部 憲昭 / スリーレッグ 白土 英男

受賞者

最優秀賞

「今日味芯芯パスタ」
共立女子短期大学 藤井 宇希(うき)さん / 江田 梓希(あずき)さん

捨ててしまうブロッコリーの茎とキャベツの芯を使ったパスタソースを使い、工夫でパスタの茹で時間の短縮と、野菜に同時に火を通すことでガスの使用料も削減されます。

材料・分量
(2人分)
ブロッコリーの茎 1株分、キャベツの葉と芯 100g、トマト 1個(200g)、ベーコン 30g、にんにく 1片、オリーブ油 大1、塩 小3/4、こしょう 適量、スパゲッティ 200g
作り方 ①ブロッコリーの茎の皮をむき、中身と皮、それぞれを薄切りにする。
②ブロッコリーの大きさに合せ、キャベツは千切り、芯は薄切りにする。①と一緒にストレーナーに入れておく。
③にんにくは薄切り、トマトは1cm角、ベーコンは1cm幅に切る。
④熱湯に塩を加え、スパゲッティと②を蓋をして1分間茹でる。火を止めて9分間置く。
⑤フライパンに油とにんにくを入れ熱し、にんにくがキツネ色になったら取り出す。
⑥トマトはつぶすように炒め、ベーコンと④で茹でた野菜を加え、塩、こしょうで味を整える。
⑦パスタを加え、水分を飛ばすように炒める。
⑧皿に盛り、⑤で取り出したにんにくを散らす。

優秀賞

「混合出し殻の和風ピザ」「おからケーキ」
東京家政学院高等学校料理部 石津 紗也加さん / 古川 優(ゆう)さん

調理実習で使った昆布と鰹節の出し殻を使い、佃煮や缶詰の残りを使い和風ピザを作りました。

「混合出し殻の和風ピザ」

材料・分量
(2人分)
【トッピング】
鰹節の出し殻 30g、昆布の出し殻 20g、A(醤油 大1、酒 大1、みりん 大2、塩 1g)ピザ用チーズ 100g、刻み海苔 適宜
【ピザソース】
みりん 18g、砂糖 10g、酒 15g
【ピザ生地】
薄力粉 120g、おから 50g、豆乳(牛乳) 110g、ベーキングパウダー 4g、塩 1g
作り方 【トッピング】
①昆布と鰹節は、別々に千切りにしておく。
②Aの材料を小鍋に入れ、刻み昆布も入れて弱火で煮る。
③昆布が水分を含んでから鰹節を入れ、水気がなくなるまで煮込む。
④ピザ用チーズは、ピザ生地が焼きあがる3~5分前にトッピングする。
⑤刻み海苔は、出来上がってから適宜のせる。
【ピザソース】
小鍋に材料を全て入れ、一煮立ちさせる。
【ピザ生地】
①ボールに薄力粉とベーキングパウダー、塩を入れ、よくかき混ぜてから、おからと豆乳を入れ、柔らかめに練り上げる。
②テフロン加工のフライパンに薄く油を塗り、ピザ生地を直径15cm位の円形に伸ばす(掌に油を付けて伸ばす)。
③ぴったり塞げるガラスの蓋をして、弱火で10分焼き、裏返す。
④生地の上に、ピザソースをゴムべらですくってのせ、満遍なく伸ばす。
⑤④の上にトッピングの昆布と鰹節を均等にのせ、ガラスの蓋をし、弱火で5分焼く。生地の上面まで焼けたら、チーズをのせ、再び蓋をしてチーズが溶けるまで焼く。チーズが溶けたら、刻み海苔を上にのせ、完成。

「おからケーキ」

材料・分量
(2人分)
生おから 150g、ホットケーキミックス 150g、砂糖 70g、牛乳 73g、サラダ油 63g、卵 1個、お茶の葉 3g、しょうが 1片
作り方 ①生おから、ホットケーキミックス、砂糖、牛乳、サラダ油、卵をボールに入れてよく混ぜる。
②種を半分に分け、1つにはお茶の葉を、もう1つにはすりおろしたしょうがを入れてよく混ぜる。
③グラシン紙を入れた型に、グラシン紙を越えないように(およそ半分)ほどほどまで②を入れ、真ん中をへこませる。
④180度に予熱したオーブンで、15~20分焼く。
⑤型からはずし、冷ます。

受賞

「豆腐deから揚げ」
共立女子短期大学 齋藤 佳那さん / 成瀬あゆみさん
冷凍した国産の豆腐を電子レンジで解凍することにより、水分が出やすくなり、植物性のたんぱく質を使用することにより油の酸化も防ぎ、油の再利用が可能になります。

材料・分量
(2人分)
豆腐(解凍後) 200g、しょうが 5g、にんにく 2.5g、酒 10g、醤油 24g、片栗粉 45g、揚げ油 適量、サラダ菜 8枚
作り方 ①冷凍した豆腐を600Wの電子レンジで、5分毎にレンジを開け、余分な水分を除き、約20~25分加熱する。
①豆腐をから揚げっぽくなる形に切る。
①豆腐にすりおろしたしょうが、にんにく、酒、しょうゆをよく、混ぜ込み、下味をつける。
①汁気をふき取り、片栗粉をまぶす。
①鍋に油を入れ、140~150度でこんがりとキツネ色になるまで揚げる。
①サラダ菜を敷いた更に盛り付ける。

受賞

「かぼちゃの皮で香ばしきんぴら」
在学 佐藤 詩歩さん
南瓜でポタージュを作ったとき、皮がもったいないので捨てずに、カリカリにして食べ易くしてみました

材料・分量
(2人分)
かぼちゃの皮 1/8個分、ごま油 小1、塩 適量
作り方 ①かぼちゃの皮をピーラーでむく。(1口大に)
※実の部分は、ポタージュや煮物など他の料理で使う。
②テフロン加工のフライパンにごま油を熱し、①の皮を並べ、時々返しながら焼く。
※テフロン加工のフライパンにすることで、油を少なく調理できる。(1口大に)
③パリッとしてきたら、塩を振り、好みの味にする。

受賞

「ロール ピザ」
在住 泉 恭子さん
小さい子供がピザを食べるときにチーズがこぼれてしまうので、食べやすくし使用したツナの汁や残った食材はスープに入れ、ゴミは出さないようにします。

材料・分量
(2人分)
【ロールピザ】
食パン 4枚、ピザソース 大2、玉ねぎ 1/6個、ツナ缶 小1缶、チーズ 大2、ピーマン 1/2個
【おまけのスープ】
ツナ缶の汁とパセリ少々、玉ねぎ 2/6個、ベーコン 1枚、卵 1個、塩とこしょうとブイヨン少々
作り方 【ロールピザ】
①食パンを綿棒で伸ばす。パンの耳は切らずにそのまま。
①ツナ缶の汁をよく切り、玉ねぎとピーマンをみじん切りにしてよく混ぜる。(汁は別にとっておく)
①①の伸ばしたパンに、ピザソース、チーズ、②をのせ、巻く。
①③の巻いたパンの耳を綿棒で叩いてから切る。
①④を200度のトースターで約6分焼く(魚焼きグリルなら中火で約5分)。
【おまけのスープ】
ツナ缶汁、玉ねぎ、ベーコンを小鍋に入れ、スープにし、塩、コショウ、ブイヨンなどで味を整え、卵を入れ、仕上げに耳を切って(クルトンの代わり)とパセリを散らして完成。

受賞

「♪職場であったか♪カエルランチ♪」
在勤 高橋 珠美さん
朝の時間短縮と温かさを保つことを考え、椎茸の軸やサツマイモの皮なども調理し廃棄食材を出さないようにしました。

材料・分量
(2人分)
【カエルの巻きずし】
お米 2カップ、鮨酢 適量、青のり(又はゆかり) 大1、魚肉ソーセージ 1本、チーズ蒲鉾 2本、のり 2枚
【和風ハンバーグ】
ひき肉 70g、長ネギ 1/4本、シイタケ 1個、A(砂糖・醤油・片栗粉・鰹節・水) 各大1、塩・こしょう・パン粉 適宜
【サツマイモサラダ】
サツマイモ 70g、マヨネーズ 大1、塩・こしょう 適宜
【ゆで卵】
卵 1個
【お吸い物】
とろろ昆布・鰹節・ワカメ 少々、お麩 2個、醤油 少々
作り方 ①米2カップを洗い、水を入れて炊飯器に用意する。洗った卵をビニールへいれたもの、塩コショウした角切のサツマイモをビニールにいれたもの、ハンバーグの種(ひき肉、刻んだ長ネギとシイタケ、調味料)をビニールに入れてこねたものを、お米の上にのせたら、普通に炊飯器でご飯を炊く。
②Aの材料をお皿へ入れ、よく混ぜたら15秒電子レンジにかけ、一度取り出し、再度、よく混ぜ、もう一度15秒レンジにかけて、和風だれを作っておき、出来上がったハンバーグに絡める。
③出来上がった卵の殻をむき、飾り切りをする。
④火のとおったサツマイモに、マヨネーズを絡める。
⑤出来上がったご飯を酢飯にし、カエルの巻きずしを作り、お弁当箱に出来上がったものを詰める。
⑥鰹節にお醤油をかけて20秒レンジにかけ、その他の材料と混ぜ、お吸い物玉をつくり、お椀に入れてお湯を注ぐ。

受賞

「鹿肉ソーセージとフランスパンのホットドック」
在勤 林 昌明さん
生態系のバランスで社会問題化している鹿を減らすために、鹿肉を手軽に美味しく頂くレシピを考え、使用したフランスパンは包装は不要であるためゴミが出にくいと思います。

材料・分量
(1人分)
鹿肉ソーセージ 2本、フランスパン 1本、キャベツ 1/8個、ケチャップ 適宜
作り方 ①パンに切り込みを入れる。
②キャベツの芯も含め、細かく切り刻む。
①キャベツを炒める。
①鹿肉ソーセージを焼く。
①パンに③と④を挟み、ケチャップを付けて完成。

  • 審査員の皆さん 審査員の皆さん
  • 手際のいい調理 手際のいい調理
  • レシピのプレゼン レシピのプレゼン